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恵 建築デザイン事務所

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2009年6月

2009年6月27日 (土)

土壁で外張り断熱の家  断熱サッシについて

あれから、3週間経ちます。

この敷地は、次世代省エネ基準のⅣ地域なんですが、冬の豪雪(1.5mの積雪量)を考えて、Ⅲ地域並の仕様を基準にしています。

断熱サッシがつきました。

リビングの東面の窓から、遠くに山が見え、いい感じです。

下の窓は、すぐ近くの田んぼが小高くなっていて土手が見えるだけなので、吹き抜けにFIXをつけて 正解でした。

サッシ周りの気密テープも一部施工されていました。

Img_4130a_2

断熱サッシはアルミと樹脂の複合サッシで、ガラスはLOW-E複層ガラス。

アルゴンガス入りです。

断熱にこだわるなら、少々高いですが、これですね。

この家は、敷地の関係で東と西に大きな窓があるので、東西面だけ、遮熱LOW-Eガラスにしました。

LOW-Eだけだと、日射を40%カットで、遮熱LOW-Eガラスだと、60%カットだそうです。

しかも、外から見たら、あんまり中が見えないので、この家のような上部が斜めのFIXには、カーテンやブラインドが付けにくいので、丁度良かったです。

Img_4134a

外張り断熱の場合、柱の外側に断熱材と同じ厚みの受け材を取り付けて、それにサッシをつけるのですが、アルゴンガス入りのLOW-Eガラスは、とても重いので、大きな掃き出しサッシは下がってくるような感じです。

掃き出しサッシの下部には、補強を入れるように お願いしました。

ウッドデッキのあるところは、それに乗せるようになるので、今は仮補強でよいのですが、それ以外のところは、基礎を膨らますなど、しっかりした補強が必要です。

今日は、左官さんが内部の土壁(裏返し)を施工されていましたが、昼で完了されました。

コンセントボックスや、スイッチボックスも、つけられていました。

これで、しばらく乾かして、乾いたら、外部に断熱材(フェノール樹脂)を取り付けます。

内部の基礎面にも 断熱材を貼って行きます。

通常、基礎断熱は型枠に取り付けて、コンクリートを打つことが多いのですが、ここは、施主さんが自分で貼られるそうです。

薪ストーブの後ろの壁のレンガも自分で積まれる予定だし、外壁の板の塗装もご夫婦でされています。もちろん、まだ、取付けていませんが。

外張り断熱材の1番下の受け材も、シロアリ防除のエコパウダーを4面塗ってから、大工さんに付けてもらってくださいと、お願いしました。

できることは自分たちでされるので、結構、セルフビルドです。

塗料や材料の選び方や買い方、施工の仕方は、私が指導しています。

なるべく、素人でも扱いやすく、自然系のものを選んでいます。

大工さんもすごく協力的なので、助かっています。(前もって木材等を持ってきてくれたり)

こうやって、ご自分で手をかけられると、ローコストにもなるし、ずいぶん愛着が沸くことでしょう。

いろいろとこだわりを持ってされているので、いい家になりそうです。

2009年6月25日 (木)

リフォーム工事前の現状調査

ただいま、リフォーム工事の設計中です。

リフォームでは、既存建物を細かく 調査しないと、設計できません。

それは、耐震診断もして、できるところは耐震補強もしたいし、

せっかくなので、断熱リフォームも提案したいものです。

リフォームの設計で必要な現状調査は、以下のようになります。

************************************************

1. 現況の測量。

   間取りを書き、柱の位置、窓の位置の確認。方位も取る。

   内部、外部の仕上げ材。大壁・真壁の区別。

   室内の天井高、床の高さ、床の段差、階高(1階の床~2階の床までの高さ)

   桁、棟の高さなど。

   ※梁の高さが低いと、ユニットバスなどの機種が限られてくる場合もあります。    

2. 屋根の状態、外壁の状態を見る。

   棟の位置や屋根の形を見て、内部の構造を考えます。

3. 天井裏にもぐり、懐中電灯などで 構造(梁の状態)を 確認。

   筋かいがある場合は、壁の上部(天井裏)に のぞいています。

   ※押入れの天井など、どこかに 天井が留めてなくて、はずれるところがあります。

   Img_4096a

この家の場合、この年代にしては珍しく 洋小屋組でした。

これだと、途中に柱がいらないので、広く部屋をとることができます。

断熱材はまったく入っていませんでした。

4. 床下にもぐり、床下の状態を確認。

   床下が湿気ていないか?どんな基礎か?蟻道(シロアリの道)はないかを確認。

   ※床下点検口か、床下収納庫があればそこから、見ます。

     畳の部屋は中央部がはずれるようにしてあることも多いです。

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この床下写真は別の家です。

束石の下部が濡れているように見えます。

湿気ているのかもしれません。

5. 隣家との関係は?

   隣の家の窓、キッチンやトイレの換気扇の位置を確認。

   外壁などをリフォームする場合は、足場が立てられるかどうかも見ておきます。

   隣地境界線からどれくらい離れているかも重要。

6.分電盤、下水管の位置、ボイラーの位置などの確認。

  下水管を接続してない場合、公道の取り入れ口の位置の確認。

  浄化槽を埋める場合は、その予定位置。

  ※今度の水周りからの距離。下水配管の勾配が取れるか?

7.いつごろの建築か、年代を聞く。

  ※昭和56年以前の木造は、耐震補強が必要なことが多い。

8.残材の搬出、材料の搬入はどこから?レッカーなどが使用できるか?

  ※リフォームの場合、家の中を通らないと搬入できないことも多いものです。

    トラックなどが横付けできず、小運搬が必要になる場合もあります。

    (小運搬・・・トラックなどが横付けできず、人力で運ぶこと)

   

****************************************************

以上のことをスケールで測りながら、方眼紙に書き込んでいきます。

要所要所では、デジカメで写真も撮っておきます。

これは、事務所で設計を考えるときに、確認するために必要です。

そんな作業を終えて、今、プランが決まり、実施設計に入っています。

それでも、工事が始まると、予想外のことも起こります。

下地のすべてを見たわけではありませんから。

私は、設計事務所ですが、施工会社出身なので、リフォーム工事は自分で施工することが多いです。CM方式(分離発注)ですね。

リフォームは新築よりずっと難しいです。

リフォームに慣れている、地元の工務店や大工さんに頼みましょう。

注*CM方式とは、分離発注・設計・施工管理を建築主の代行としておこなう建築主の代理人(コンストラクション・マネージャー)によって実施される方式です。

   

 

      

   

2009年6月19日 (金)

家相と年回り

家を建てるとき、またはリフォームするとき、皆さんが気にされるのが、家相と年回りです。

普段、まったく占いなど信じていない人でも、どういうわけか、家相を気にされます。

今、大がかりなリフォームのプランを出して、ほぼ決まりかけたところでしたが、「待った」がかかりました。

施主さんが、何かあるときに尋ねている、家相判断ができる人に、プランを送ったのです。

すると、このままではダメという返事が返ってきました。

やはり、言われると気になります。

それに基づいて、変更案を出して、施主さんからの返事待ちの状態です。

家相は、見る(判断する)人によって、微妙に違います。

気にされる方は、自分の信ずる人に見てもらって、納得してから建てられたほうがいいです。

そのときは、あまり平面プランが固まらないうちに聞いてください。

後から、大幅な設計変更になったりすると、大変困ります。

別にそこまで、こだわらないのなら、鬼門・裏鬼門のトイレを避ける程度で良いと思います。

実際、あまり家相に振り回されすぎると、いい家になりません。

住宅密集地など、敷地によっては、無理な場合もあります。

私は住宅の設計を長くやっていますから、いろいろなケースを経験しました。

20年ぐらい前、ある施主は、お会いしたときに、すでに半身不随で車椅子だったのですが、既存の家は鬼門(北東)にちょうど、トイレがありました。

それで、家を建て替えることになって、家相判断専門のおばあさんを他県から呼んで、判断してもらい、その方の言うとおりの家を建てました。

その家は、トイレ・浴室は 完全に家から出してありました。(廊下で接続)

こうなると、使い勝手なんか言ってられません。

地鎮祭も、その方に拝んでいただきました。

そこまですると、気持ちがすっきりするのでしょうね。

そのときの立ち会った現場監督がついでに見てもらったら、彼の自宅の間取りをスラスラと言い当てたので、やはり、霊感の鋭い人だったようです。

でも、住みやすい、いい間取りの家になったかどうかは、甚だ疑問です。

Img_4116a

普通、私は、だいたいの平面プランを考えた方眼紙の上に、方位を書き込み、鬼門などにトイレがないかを最低限チェックします。

そうであれば、はずすように、プランを考えます。

なぜかというと、将来家族に病人が出たり、何か災いがあったときに、「鬼門のトイレ」のせいだとは、言われたくないからです。

家相の本も何冊か読みましたが、元は中国から来ているもので、「気」を狂わすものが良くないとされています。

水と火が「気」を狂わすものだそうです。

鬼門や東西南北の中心に、トイレや火(コンロ)があると、良くないとか、

浴室の洗い場はいいけれど、浴槽はお湯が溜まっているので、良くないとか

今は、トイレよりも 浄化槽の位置が肝心だとか

辰巳(南東)にある玄関は吉、とか

逆に裏鬼門(南西)の玄関は、大凶とか

北西に倉を建てるとお金が貯まるとか

そこが欠けるとお金が出て行くとか

いろいろな説がありますが、要は、施主の気の持ちよう。

出雲大社の神様のように、お払いをしたら「出雲屋敷」になるから、「一切、心配ありません」と言ってくれる、ありがたい神様もおられます。

年回りは、その家の主人の生まれの年回りを基準にしますが、暦に書いてあります。

また、凶の方角(金神様のおられるところ)は、毎年ずれて行きます。

これは、リフォームの場合に関係してきます。

「今年は、西におる」と言ったりしますが、これも、暦に書いてあります。

家の中心から見ての方角で、土を動かす場合(基礎を作るとか)に障りがあるそうです。

2年ほど前のリフォームした家では、完成間近に浄化槽を埋めようとしたら、9月だったのですが、来年の節分を過ぎないと障りがあると、神主さんに言われました。

そういわれると気になります。

施主さんは、それから半年間、仮設トイレで我慢されました。

他はすべて完成したのに、浄化槽が使えなかったのです。

こういうことは、知らなかったら 平気ですが、後でわかったりしたら不安になるものです。

まあ、とりあえず、地鎮祭は良い日を選んで 必ず行ったほうが、気持ちが良いです。

リフォームの場合でも気になるときは、着工前に拝んでもらったり、よく、相談しておきましょう。

自分で東西南北の隅に、お清めの塩をまいても良いのです。

15年ぐらい前、施主の方針で、地鎮祭をやらずに家を建てました。

しかし、完成してから、主人が原因不明の高熱が3日も続き、「地鎮祭をしてないからだ」と人に言われ、あわてて敷地の土を持って行って、拝んでもらったということもありました。

こうしてみると、迷信なんだけど、何かあると気になりますね。

考えてみれば、人は時として病気になったり、事故にあったり、亡くなったりします。

それは、家のせいではないのですが、そんな気がしてきます。

厄年と同じで、迷信と言っても 何か割り切れないものがあるのでしょう。

住まいをつくることは、人生の一大事。

みんな、家を建てて幸せになってもらいたいですね。

2009年6月11日 (木)

大山滝とイワカガミ・・・・癒しの蛍

最近、山へ行ってないので、GWに行った大山滝を紹介します。

画像を見てるだけで、癒されます・・・

ここは、登山というほどではなくて、観光客の人もたくさん行ってました。

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大山滝は、東大山の一向平(いっこうがなる)キャンプ場から、石畳の大山道を歩いて、徒歩40分ほどで着きます。

登山靴でなくても、スニーカーで大丈夫。

ただし、この2段の滝の滝壺に降りようと思ったら、ちょっと大変です。

鎖を伝いながら、慎重に降ります。

まあ、降りなくても 滝はこの写真のように見えますから、無理はしないこと。

ところで、その途中で、高山植物の白いイワカガミを発見!

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ピンクのイワカガミは、大山の宝珠尾根の登山道脇にもたくさん咲いていますが、白は珍しい。

宝珠尾根に咲くのは、ここより少し標高が高いので、5月の下旬ぐらいかな?

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ピンクのイワカガミは、ここにも、たくさんありました。

また、大山に、この花を見に行きたいな。

ところで、今日、ジムの帰りにジム友達の女の子に教えてもらって 蛍を見てきました。

私の行ってるジムは田舎にあるので、すぐ近くに、蛍の棲みかがあります。

もう、数十匹?いや、100匹近い蛍が、小川を乱舞していました。

蛍はなぜか、10匹ぐらいがいっしょに、灯りが点いたり消えたりします。

まるで、光で合唱しているみたい・・・・。(音はしないけど)

あんなにたくさんの蛍を見るのは 何年ぶりでしょうか?

私の住んでる田舎でも、めったに見られなくなりましたから。

本当に、癒されました。

こんな近くに、(しかも 車道沿い)あんなにたくさんの蛍がいるなんて・・・・。

もちろん、車のライトは消して、歩いてじっくり見ましたけれど・・・。

帰り道に、蛍狩りしてる、親子連れに会いました。

う~ん・・・「持って帰らないで」と 心の中でつぶやきました。

2009年6月 7日 (日)

土壁で外張り断熱の家 土壁の表側塗

棟上して3週間経ちました。

土壁の表側(外壁外面)が塗られています。

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明日から、大工さんが入り、サッシ枠を入れて、サッシ周りの土壁も作るそうです。

それが乾いたら、今度は裏返し塗り。(室内側を塗る)

土壁の家は通常とは違い、土壁が乾くのに時間がかかります。

夏でも、最低2ヶ月は現場を空けて、土壁を乾かさないといけません。

しかも、この家は外張り断熱。

外壁の室内側は呼吸しますが、室外側は、断熱材施工後は気密になるため、乾かせません。

外に断熱材を張る前に、気密のための発泡フォームも施工しなければならないし、サッシ周りには気密テープも施工します。

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力強い丸太の中通しと、それを支える丸太の柱。

これが、リビング・ダイニングのほぼ中央になります。

天井の登り梁・ぶ厚い杉の野地板も、完成後も このまま見えます。

屋根には、薪ストーブの煙突もつけられていました。

この段階で、電気配線工事や、換気扇工事なども施工しないといけません。

(天井配線は、屋根仕舞い前に施工済)

さて、どんな仕上がりになるか、楽しみです。

ところで、野鳥のキセキレイのヒナは、もう完全に巣立っていなくなったそうです。

「全然、帰っても来ない」と施主さんが寂しそうに話されていました。

野鳥の巣立ちは、早いですね。

巣はもぬけのカラになっていました。

でも、無事巣立って良かった良かった。

2009年6月 3日 (水)

讃岐うどんと丹下健三

この前の土日、青年・女性建築士中四国ブロック大会で高松へ行ってきました。

岡山県の早島インターから高松中央インターまで、料金がたったの1400円!

瀬戸大橋が1000円なので、残りは400円ということになります。

休日で半額だったとはいえ、四国がぐ~んと近く感じました。

ところで、高松と言えば 讃岐うどん。

いっしょに行った友人が香川の友人に聞いて、まず行ったのが、「大善」

高松市花ノ宮町にあります。

ここは、鳥ぶっかけうどんがおススメだと聞いたので、早速それを注文。

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鳥の天ぷらがあつあつで、レモンをジュッと絞っていただきます。

ジューシィで とっても美味しかったです!

値段は630円。セルフ店じゃないので そんなものかな?

入ったときは11時過ぎだったので、すぐ入れましたが 出るときは行列ができていました。

午後から海の近くの丹下健三設計の船の形をした県立体育館で建築士の大会がありました。

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1964年の作品だそうですが、天井が低くて中に入ると圧迫感を感じました。

バレーボールの公式試合ができないんだそうです。

それもどうかと思いますが・・・。

翌日は香川県庁舎、香川県文化会館などを地元の方の案内で見学しました。

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1958年の作品ですが、何となく和風で、直線の梁や柱が美しい建物です。

後ろ上部にちらりと見えているのは、9階建ての屋上部分。

昔はこの最上階に市民の憩いの広場・ビヤガーデンもあったそうです。

右手の高層ビルは香川県庁の新館で、2000年に建てられました。

織田裕二主演の映画「県庁の星」にも登場しました。

この後、今度は高松港近くの玉藻公園東にある 玉藻うどんへ。

残念ながら写真は撮れなかったけど、美味しかったです。

カウンターだけの小さなお店ですが、特に天ぷらが熱々で絶品でした。

私は かけうどんの小(220円)、友人は生醤油うどんの小(230円)

セルフ店なみに安いです。

あまり、ガイドブックには載ってないお店だけど、さすが地元の人の推薦だけあります。

さて、市立美術館で美術展を鑑賞してから、高松市牟礼町の郷屋敷http://www.goyashiki.co.jp/gaiyo/index.htmlへ。

ここで、うどん懐石を食べる友人たちを迎えに行き、部屋も見せていただきました。

国指定登録有形文化財に指定されているお屋敷で、とても素敵なお庭を眺めながら、食事できます。

食事もとても良かったそうです。

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その後、この敷地内にある「茶房 古遊楽」でイチゴのミルフィーユとコーヒーのセットをいただきました。

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甘酸っぱいイチゴのアイス(?)が載ってて、とっても美味しかったです。

それから、高松市牟礼町は庵治石が有名なので、近くの石の民俗資料館を見学し、帰途につきました。

香川は瀬戸大橋も安くなったし、うどんも美味しいから、また行きたいと思いました。

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