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恵 建築デザイン事務所

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2009年3月 7日 (土)

自分の家の古材利用と古家の処分

この春、新築を着工予定の家ですが、ただいま、100年ぐらいたった、藁葺き屋根の自宅を解体中です。

と言っても、施主自身で天井や、壁をはがし、建具など必要なものを取り外しているところです。

どのような古材(主に小屋梁と柱)を使うか、見に来てほしいと言われ、先日大工さんと、行ってきました。

必要なものが決まったら、解体業者に頼むようです。

昔は囲炉裏のある生活でしたので、いい色に黒く煤けています。

古材なら乾燥材だし、特有の存在感があります。

ましてや、自分の家の歴史を見てきた材に、次の家でも見守られて生活するのも、いいな、と思います。

(実は我が家でも将来やってみたい。60年経った家に住んでいるので。)

栗の大黒柱や、釿(ちょうな)がけの跡の残る小屋梁、

11m以上ある中通し。

わら屋根の下地の煤竹。

古民家や古材好きな人から見れば 宝の山かもしれません。

Img_1875_2 

施主が古い梁を指差しながら、

「これを、リビングの吹き抜けの丸太の柱に十字にかけたいのだけど・・・。」とか、

「この角材を薪ストーブの両脇の柱にしたい。」とか

「この梁は、玄関から 小屋裏物入(ロフト)を見上げたところに入れたらどうでしょう?」とか

大工さんや、私(設計者)に相談しながら 選んでいきました。

これらは、使えるように丁寧に解体し、掃除をしないといけません。

それから、新しい家の玄関は、小屋裏物入(ロフト)を通して、障子をはめ込み、光を取り入れる予定です。

その障子も古い障子を加工して使うために倉に保管してあるそうです。(まだ、見せてもらっていませんが。)

自分の山の木と、自分の古い家の古材も部分的に使って、家と家具を作成する予定です。

どんなものができるか、大工さんは手間がかかるけれど、面白いものになりそうで、今からワクワクしています。

それにしても、日本の昔の家って本当に無駄がありません。

壁土は畑に戻し、古材は小さく割って風呂焚きに・・・・。(ご近所の方が申し出られたとか)

タタミのワラは刻んで畑の肥にしたり、壁土に混ぜて、再利用したり。

処分費がかかるのは、30年前にリフォームしたときの、ステンレスの流しや洗面台、サッシ、新建材の化粧石膏ボードぐらいでしょうか?

つまり、昔の家の作り方だと、処分に困るものは出なかったんですね。

日本の家は、究極の自然素材。

紙とワラと土と木でできていますから。

不要なものは 燃やせば、灰になって これもまた畑の肥料になります。

燃やしても、ダイオキシンなんか出ないし。

改めて 感心しました。

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