水周りリフォームのポイント
今日は、先日から 設計・見積もりをしていたリフォーム工事に着工しました。
今日は、既存部分の撤去工事を手作業で行いました。
この作業に2日ほどかかる予定です。
洗面・浴室・トイレの小リフォームなんですが、実はこのリフォームが一番多い。
だいたい、築20~25年程度の家が多いですね。
昔の住宅金融公庫で建てた場合、ほとんどが25年ローンでしたので ちょうどローンは終わるころです。
ハウスメーカーの家は ほぼ寿命。
建て替えの時期になっていますが、在来軸組工法の場合、水周りをリフォームして
また、新たに 20年ぐらいは 大丈夫です。
その当時から、言えば 設備は目を見張るぐらい変わっています。
津山のように、都市ガスのあまりないところでは 電化にしたいという希望も多いです。
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水周りのリフォームでは、どのような 希望が多いかというと、次のようになります。
1.灯油のボイラーをヒートポンプ式電気温水器(エコキュート)に変えたい
2.老朽化した洗面化粧台を洗髪タイプに変えたい
3.タイル貼りで寒くて掃除のしにくい浴室を、ユニットバスへ
4.トイレを和式から洋式、または 水洗トイレへ
5.キッチンをシステムキッチンにしたり、ガスコンロをIHヒーター(電気コンロ)にしたい
それと合わせて 提案したいのは
1.洗面・脱衣室は壁を無垢の板張(桧など)。床はクッションフロアからフローリングへ
壁のビニール系クロスは はがれやすいので避ける。
2.トイレの床・腰壁をタイル貼りから、無垢の板へ。床もタイルからフローリングへ
そのときに、便器周りには汚れ防止のための大版パネル(TOTOハイドロテクトフロアなど)を床に施工
3.廊下との間の敷居を撤去してバリアフリーにし、要所に手すりを取り付ける
4.暖房設備をつけるように提案
5.トイレの照明器具は感知式へ交換
6.トイレに温風洗浄便座を取付、できれば、脱臭タイプ
7.洗面脱衣室に洗濯機を置く場合は、掃除がしにくいので、洗濯機パンはつけない
8.洗濯機の蛇口は、緊急止水弁付き水栓にする
(全自動洗濯機のホースがはずれたときに自動的に水が止まる)
9.できるだけ、配管をヘッダータイプの架橋ポリにし、床下に露出配管(地中やコンクリートの中に埋め込まない) 洗面所の床には必ず点検口をつける
10.断熱材をできるだけ入れる。特に浴室廻りは、間仕切りにも入れる。
11.サッシをできるだけ、断熱サッシやペアガラスに交換
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というような内容です。
今回もすべてあてはまるわけではありませんが、できるだけ快適に過ごせるように、予算を考慮しながら、提案しました。
水周りのリフォームは、以外にお金がかかります。
なぜなら、給排水設備工事などは新築と同じぐらいの仕事量になるのですから。
しかも、床下にもぐったり、掘り返したり、新築よりもやっかいです。
20年以上たっていたら、配管類はほとんど交換したほうが良いでしょう。
床を取ってみたら、シロアリが発見されたり、土台や根太が腐っていることもよくあります。
でも、きちんと工事をしておくと、この先20年以上は快適に暮らすことができます。
自分の老後や家族の老後も見据えて、適切なリフォームをしてくれる地元の業者を選びましょう。
特に給排水設備業者はすぐに来てくれる地元が一番です。
安い業者が良いとは限りません。
知人にリフォームをした人があれば、いろいろたずねてみてください。
適切な工事を適切な価格でやってくれる業者を探しましょう。
(まあ、これが 素人の人には一番、難しいかもしれませんけど。)
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