建築家?
庭の山茶花がきれいな花をつけています。
ところで、建築家って どんな人でしょう?
「あなたは、建築家ですか?」と 聞かれれば、「私は 違います」と答えます。
設計事務所を主宰していれば、「先生」と 呼ぶのが礼儀(?)だと思って、
メーカーや下請け業者さんの中には、そういう呼び方をする人もあります。
建築家というのは 家は自分の「作品」で、自分のイメージを大切にして設計を行うものらしいです。
私は施工会社出身なので どうも「建築家」には いいイメージがないのかもしれません。
納まりも良く知らないのに、変わった設計をして、(凡人が思いつかないような)施工者を困らせたり・・・。
施主がびっくりするのが快感、という人もいるらしいです。
そもそも、家って誰のものでしょうか?
住む人のものですよね?
雨の日に傘をささないと、リビングから寝室に行くことができない家も見たことが ありますが、それって 誰が喜ぶのでしょうか?
とは言っても、素晴らしい設計をされる建築家の方も たくさんおられます。
そういう家は、居心地が良くて、ず~っとそこに留まっていたくなります。
私は、どうせなら そっちを目指したいです。
去年、リフォームした家ですが、80代のお父さんのために、娘さんが依頼してこられました。
病気がちだった、お父さんも、リフォームしてご自分の過ごしやすい部屋を作ってから、ものすごく元気になり、友人を家に呼んだりして、毎日「ルンルン」だそうです。
住まいは人を元気にするんです。
その娘さん(私の友人)は、「人を幸せにできる、あなたの仕事は最高だね。」と言ってくれ、建築士冥利(?)に尽きると、思いました。
これからも、人が本当に暮らしやすく、心地いい住まいを目指したいと 思います。
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