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恵 建築デザイン事務所

2階を新居にリフォーム

2010年12月 2日 (木)

古い住宅の2階を新居へ~ほぼ完成

11月29日

まだ、外部の配管工事等をしていますが、ほぼ完成しました。

古い6帖二間続きの和室+床の間+押入+廊下が、素晴らしい新居に生まれ変わりました。

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階段室からの入口です。

左手のドアは食品庫の入口。

右は、パソコンコーナーです。

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リビングからキッチン方向を見ました。

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素敵なキッチン。

クリナップのクリンレディです。

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ドアを斜めにして、部屋が広く見えるようにしました。

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食品庫の内部です。

タナはダボ柱で 自由に高さ調整できます。

下の方は分別リサイクルごみ箱等の置き場になります。

キッチンにこのような 「ウオークイン・パントリー(食品庫)」があると、たくさん入るし、部屋が片付きます。

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リビングには、ホームシアターが設置される予定です。

LDKの広さは20帖近くあります。

ここから始まる新しい家族のくらし。

若い二人の幸せをお祈りいたします。

古い住宅の2階を新居へ~その3

いよいよ 仕上げ工事です。

11月24日

朝から、システムキッチンの取付に来られました。

今日は、若い女性の見学者が3名。

じ~っと見つめられて作業する、キッチン組み立て工の方は、さぞや緊張したことでしょう。

まず、レンジフードを取りつけます。

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ここは、天井が低いので、少し斜めに張っています。

レンジフードの幕板は、サイドパネルを利用して、斜めにカットしました。

吊戸棚はありません。

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キッチン取付前の下地の様子です。

L型キッチンを取りつけます。

キッチンパネルは、大工さんに張ってもらっています。

システムキッチン取付下地は、コンパネになっています。

床は杉板のフローリングですが、取付前に自然系のオイルフィニッシュを塗っています。

オレンジの管はお湯、ブルーは水の架橋ポリ配管です。

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箱が並べられ、天板のステンレスが置かれました。

次に、2階の屋根の葺き替えを見に行きました。

この部分は、寝室の屋根になります。

この建物は瓦葺きなんですが、瓦葺き屋根2軒の住まいの中庭部分に増築されていて、その屋根はカラー鉄板の瓦棒葺きになっていました。

勾配が緩いので、瓦棒葺きでないとダメなようです。

そこが、長年の間に錆びてきたので、この機会に葺き替えたいとのご要望でした。

それなら、今の瓦棒葺きを撤去しないで、瓦棒の間に断熱材を入れ、その上にまたコンパネを敷いて、新しくガルバニウムの瓦棒葺きとしましょうと、提案しました。

既存の屋根です。

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街中の密集地なので、隣家の屋根と繋がっています。

そういう状態なので、私は、高いところが苦手なのですが、板金屋の社長の「大丈夫じゃ」の声にそそのかされ(?)上がって見ました。

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瓦棒の屋根を葺いているところをこんな間近で見たのは初めてです。

昔の瓦棒は木製の棒(角材)が入っていましたので、それに野地板(コンパネ)を留めつけることができました。

現代の瓦棒の中は空洞です。

既存瓦屋根との取り合い(水切り等)も、きちんと施工されていました。

谷樋はぺフ付のカラーステンレスに交換しています。

「ペフ」とは断熱材のことです。

隣の平屋の屋根にハシゴをかけて上がってきたのですが、周りじゅう屋根に囲まれて、全然怖くありませんでした。

大工さんたちも上がって来られて、しばらく、のんびりと話をしました。

11月25日

翌日行ってみると、キッチンがついていました。

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これから、照明器具をつけるので、細かな位置を電気屋さんに指示しました。

さて、いよいよ完成です。

2010年11月22日 (月)

古い住宅の2階を新居へ~その2

11月17日

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壁の中は土壁なので断熱材が入りません。

外張り断熱は難しいので、構造用合板の上に、フェノバフォーム30㎜の内張り断熱としました。

フェノバフォームは高性能断熱材のフェノール樹脂。少し高いですが、同じフェノール樹脂のネオマフォームより 安いです。

窓は、YKKの断熱サッシです。

古い家のリフォームで 断熱性能を上げるのは、この夏 私の事務所で実験済みです。

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幅木は床が杉板(30㎜)なので、杉にしました。

フェノバフォームの上にプラスターボード9.5㎜を張りますが、きちんと固定できないので、幅木の上部の小穴をついて、その中にボードを差し込みます。

11月18日

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パソコンコーナーと食品庫の壁が張られました。

食品庫の入り口は斜めになっています。

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対面キッチンのカウンターができました。

ダイニング側の面だけ、桧板を張りました。

床は杉で、結構、節がありますが、腰板はすっきりさせたかったので、桧板の無節にしました。

でも、そんなに高くないです。(キッチンパネルより低価格)

板の状態で施主さんが、艶消しの透明クリア(水性塗料)を表裏とも、塗っています。

塗装工事は全て、施主さんのセルフビルドです。

対面キッチンのカウンターとか、サンダーをかけてクリア塗装。

つるつるになっていました。

 

11月19日

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パソコンコーナーとAVコーナーとの間に、棚を作りました。

ここには、和紙風アクリル版が入ります。

AVコーナーの上部に電気コードが見えますが、タレ壁の内側に蛍光灯を取付けて、間接照明にします。

タレ壁で、ホームシアターのスクリーンを使用しないとき 巻き上げて隠します。

さて、実は大工工事はこの日で終わり。

翌日からは仕上げ工事(クロス貼り工事)にかかります。

・・・・その3へ つづく・・・

古い住宅の2階を新居へ~その1

10月下旬から、古い住宅の2階をリフォームしています。

既存は6帖和室2間続きの部屋で、それに廊下がついています。

それを、LDKにリフォームします。

若夫婦の新居になります。

忙しくて、なかなか ブログにアップできませんでしたので、少しまとめて書きます。

10月28日 既存撤去工事開始

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天井を落としています。

小屋組は洋小屋(合掌組)です。

壁はすべて土壁。

断熱材は入っていません。

昭和40年代以前の建物と思われます。

この日は、ほこりで大変でした。

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翌日昼過ぎには 撤去完了。

つきあたりの半分の壁はサッシを取り付けるため、土壁を落としてもらいました。

ここで、天井高をいくらにするか、

施主さんは、梁は隠してほしいとのご希望で、どのように隠すか 検討しました。

既存の取り合い部分と床段差が400程度あり、階段も必要です。

2階の床と1階の天井との間が、ほとんど空いてないので、キッチンの給排水工事をどうするかが、問題でした。

11月2日。

西面に大きな窓をふたつ取り付けるために、サッシの荒枠をつけています。

街中にあり、南は3階建の住宅、北は2階建の住宅がくっついて建っているので、西面しか大きな窓をつけることができません。

西も隣の家ですが、平屋ですので、明るく開放的な感じになります。

夏の西日の暑さを考えて、LOw-Eの 遮熱ガラス入りの断熱サッシを取り付けます。

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天井の下地ができたので、電気の配線工事をしました。

11月4日

天井にロックウール断熱材を200mm(100mmを直角に2重に)入れました。

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これで、エコポイントをもらう予定です。

11月8日

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土壁で筋交いがまったく入ってないので、耐力壁に構造用合板を打ちつけました。

1階は去年、同じように耐力壁を作っています。

外壁はモルタル塗りの予定なので、下地のラス地板が張られました。

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対面キッチンにするため、部屋の中央部に給排水と給湯の配管をしました。

写真で下に見えているのが、1階の天井下地とプラスターボードです。

1階の天井と2階の床の間がほとんどないことがわかります。

排水はいったん外に出して、1階から中に入れ、下水に接続します。

11月10日

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天井のプラスターボードを張っています。

サッシの建具が入りました。

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床は、水平を出すために、根太を施工しました。

1階の天井裏にゴミが落ちるので、既存のタタミ下の座板をはがさずに、施工しています。

防音のために 根太の間にもロックウール55mmを敷きこんでいます。

外壁のモルタルの下塗りがされていました。

11月13日

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既存の階段室との段差は360mmほどです。

右にパソコンコーナーを作り、左側には、食品庫を作ります。

正面は片引き戸の予定です。

階段室が暗いので パソコンコーナーの前も、引き戸も和紙調アクリルやポリカボネードで光を採り入れる予定です。

この辺は、設計図が何度も変わり、施主さんと検討を重ね、決定しました。

つづく・・・・

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